3歳と1歳の子の育児に奮闘しながら働く、居宅ケアマネです!
ケアマネのリアルな日常やちょっと笑える出来事をゆるーくつぶやいたり、ちょっと勉強したことを発信したりしています。
同業者の方と「あるある」を共有できたり、一緒に学べる場にできたらと思っています。
昨日、日曜の昼下がり。
3歳の娘は父とテレビに張り付いて大相撲観戦、1歳の息子はお昼寝中。
母は明日からの1週間の食事のストック作り。平和な休日の昼下がりですわ・・・
すると突然、プルルル・・・仕事用のスマホが鳴る。ドキっ!この着信、心臓に悪いわ。
画面見たら、デイサービスからの着信やん。スマホを見つめながらの数秒の葛藤ーこれはケアマネあるある?
日曜やのに、なんやろ…ちょっと嫌な予感。
「◯◯さん(要支援2・独居・身寄りなし)、今日デイの利用日なんですけど、お迎え行ったら降りて来られず。電話も出ぇへん、インターホンもノックも反応なしで…。今日はキャンセル扱いでいいですか?」
頭の中、一気に緊張。固定電話しか持ってへん方やし、家で何かあったんちゃうか…。
夕飯の準備どころちゃう!すぐさま本人へ電話するも、出ぇへん。
時間空けてまたかけても、出ぇへん。
結局その日は、何回かけてもつながらず・・・。
「これは月曜朝イチで動かなあかんな」って覚悟してた。
そして今朝──救世主現る!?
出勤前の電車でずっと考えてたこと、包括(地域包括支援センター)とケースワーカーさんにまずは連絡せな!
でもその前に、「ダメ元でもう1回電話してみよか」と思って本人へ電話したんです。
……プルルルル……ガチャ。
◯◯さん「もしもし〜」
わたし「え!!??○○さーん、出たーーー!!??」
朝から思わず変な声出たわ。
なんで昨日出ぇへんかったん?
そしたら◯◯さん、めっちゃゆる〜い声でこう言うんです。
「あー昨日かぁ。曜日まちごててなぁ〜。昼過ぎからいつもの居酒屋行って、ちょっと呑んどってん。
昨日はデイサービスやったな、ごめんやで〜。」
……………。
はぁぁぁ〜〜〜〜〜〜。
なんやもう、脱力と安堵とツッコミが同時にきたわ。
でもほんま、生きててよかった。呑んでてよかった。(いや、よくはないけど)
ケアマネも人間やで
この仕事してると、こんなふうに生きた心地せぇへん瞬間、あるんよね。
休みの日でも、「何かあったんちゃうか」って不安がよぎって、心ここにあらずになることも。
でも、こうして無事が確認できると、ホンマにホッとする。
でもな、笑ってばっかもいられへん
今回はたまたま何事もなかった。けどもし、ほんまに倒れてたら?
何時間も誰にも気づかれず、家におったままやったら?……考えたら、ゾッとする。
独居で、携帯なし。連絡手段は固定電話オンリー。
しかも、近くに頼れる親戚やご近所さんもおらん。
こういう方こそ、「いざというときのネットワーク」作っとかな、ほんまに危ない。
ということで、ちょっと真面目に今後の対策も考えてみました。
今後に活かすために。ケアマネ目線の対策案
◆1. 緊急連絡網の再確認・整備
→ 本人が不在だった場合、誰にどの順で連絡を入れるのか。
家族がいない方でも、地域の包括支援センターや、キーパーソンになれる近隣の方、管理人さんなど、可能性を洗い出しておく。
◆2. 地域とのつながり強化
→ マンションの管理人さんや、行きつけの居酒屋さんなど、日頃から顔を合わせてる人に、「もしものとき、教えてもらえますか」と声かけをしておく。
※ただし、プライバシーの配慮は大前提!
◆3. 安否確認ツールの導入提案
→ 緊急通報装置(ペンダント型や人感センサーなど)や、毎日の「見守り電話サービス」など、導入できる制度やサービスを情報提供する。
独居の方には自治体の見守り事業が使えることもあるので、常に情報収集を。
◆4. 本人と今後のことを真剣に考える
→ 今後同じようなことが起こることは大いにある。本人がどうとらえてるか、どう対処していったらいいと考えてるか。一緒に考えて、体制を整えていく。周りばっかりが動いてもしゃあないもんね。
これも“自立支援”の一つやと思う。
最後にもう一度。
「昨日は居酒屋で呑んでたで〜ごめんやで〜」って言われたときの脱力感、今でも忘れられへんけど。
でも、こういう出来事の中にも、私らケアマネにとっては「学びの種」がいっぱいある。
ほっとする話の中に、次のリスクを防ぐヒントがあるんやなぁと、改めて感じた月曜の朝でした。
追伸:
「居酒屋に呑みに行く」っていう生活の楽しみを大事にしつつ、
「万が一の備え」もちゃんとしておける支援、していきたいですね。
今日も全国のケアマネジャーの皆さん、おつかれさまです!
ほんま、独居の方の「つながりの持ち方」って大事、そしてやっぱ毎回難しいなと、あらためて実感しました。
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